まずは。

2019.3.24ビジネスの健康, 日々のこと

「飛行機や電車を乗り継いでお客さんを呼び込まなきゃいけない店舗なのかどうか」「飛び込み客が多いと困る店舗なのかどうか」の2点でやらなければならないことは変わる。
多くのオーナーが間違う。
どこで聞きかじったのか知らないが、多くのオーナーが「一番、金のかかること」をしなければならないことだと思い込んでいる。
「ブランドを作らなきゃいけない」「ブランディングをしなければならない」だと?
お客さんのほとんどが近隣住民の飛び込み客である一般的な店舗が、まず大事にしなきゃいけないのは、近所の人から愛されることだ。
いや、すべての店舗でまず大事なことだ。
その後で、冒頭の条件に沿って、やらなきゃいけないことが決まってくる。
着実に事業の歴史が積み重なって、はじめてブランドを感じてもらえる。
観光地だってそうだ。
京都だって、屋久島だって、積み重なった歴史に人は足を向ける。
楽しさをウリにするテーマパークとはやるべきことが違う。
まぁ、今日はブランドの話じゃないから、この話はここまでにするが、「人に愛される店」というのは、「人が愛するものとは」が分からない限り、どんなに金をかけても出来はしない。
メッキが好きな人もいるけどね。
最近の新規の相談が「いままでのデザイン事務所と手を切りたい系」が多いのは、どこで聞きかじったか分からないことを吹聴する同業者が多いってことだろう。

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