お金を悪者にしない。

2019.2.24ビジネスの健康, 日々のこと

仕事柄たまに、人の行動が読めるように思われるが、そんなことできるはずもない。
ただ、ほかの大人たちと違うのは、「人としての感情に正直であること」と「自分の行いを立派なことと思っていないこと」と「お金を悪者にしないこと」だろう。
 
ニーズを満たそうとすれば、事業のアイデンティティは崩壊する。
自分の行いを立派なことだと思えば、悪者が生まれる。
お金を悪者にすれば、お金に嫌われる。
 
個人も法人も、アイデンティティが崩壊すれば、不健康な仕事になるか、仕事ができなくなる。
自分の行いや事業の正当性は、そうじゃない人たちを、攻撃せざるを得なくなる。
すると、物言えぬ弱者であるお金を攻撃する。
しかし、対価を示すコミュニケーションツールであるお金を悪者するということは、ほかのどんな対価からも嫌われるということだ。
だから、お金を悪者にする人は、他の対価でやりとりしたとしても、うまくいかなくなる。
 
事業というのは、インターネットを介そうが、対面であろうが、対価というコミュニケーションで成り立っている。
気持ちいいことに対価を支払う。
やってくれたことに対価を支払う。
助かったことに対価を支払う。
対価の支払い方は、代わりに何かをすることかもしれないし、お金かもしれない。
だから、お金を悪者にする考え方というのは、対価そのものを悪者にすることと変わらないため、対価そのものから嫌われることになる。
 
じゃあどうすればいいかって?
感情に嘘をついて、無理をするから、正当化しなくちゃいけなくなって、稼げない自分を棚に上げて攻撃をするようになるのだから、感情に正直になって、無理をしなければいい。
そうすると、人の行動がわかるように見えるんです。

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