デザインやアートが必要な人。

2019.2.7心の健康, 日々のこと

みんな、「健康な人」「強い人」「キラキラしている人」のためのデザインを作ってしまう。
本当にデザインやアートが必要なのは、弱っている人。
疲れてしまっている人、引け目を感じている人、わからなくなってしまった人。
彼らを含めたデザインは、難しい。
むしろ、分かりやすい弱者へのデザインの方が簡単だ。
「健康な人」「強い人」「キラキラしている人」のためのデザインの要素を取り入れればいい。
そうとは言え、「にこちゃんマーク」を使ったようなへりくだったキラキラはだめだ。
昔、千住博さんの著書を読んでいて、「病院に飾る絵は普通な方がいい」というような文章と出会ったと記憶しているが、まさにその通りだ。
「普通だから安心する良さ」
ここにたどり着くのに、随分と時間がかかった。
うまさを感じさせないうまさ、こういうのをつくりたい。

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