デザインも治療。

2019.2.1ビジネスの健康, 体の健康, 日々のこと

二度目の整骨院。
三度目のギックリ腰をきっかけに始まった、骨盤矯正。
毎回、刺すような痛みに耐えながら、矯正してもらっています。
 
ただ、施術後は、スッキリしているから不思議です。
スッキリしながらも、固まっていた骨盤が動くようになるので、骨盤のあたりがフワフワした感じもします。
普段使われていない箇所が使われるようになるので、その部分は普段よりも疲労や筋肉痛のような痛みがでます。
 
治療に伴う痛みや浮遊感のことを考えてみると、ぼくらの仕事で、依頼人たちが経験することと似ていると思いました。
効果的に機能するデザインをつくるためには、依頼人たちにとって平坦な道ではありません。
デザイナーから痛いところをつかれたり、今まで目を背けてきたことに対峙させられることも、度々あります。
面倒くさいこともやらなければなりません。
 
注文をして待っていたら、優れたデザインが上がってくる、なんて夢物語はありません。
そして、苦労して手に入れたデザインも、依頼人がまだ着こなせていないことも、往々にしてあります。
潜在能力を開花させたときに、互いにふさわしい存在になります。
 
だから、しっかりと作られたデザインというのは、依頼人たちにとっては、まだ、フワフワした状態でもあるのです。
最初は依頼人たちにとって、手に余るデザインになっています。
これが、事業を依頼人が続けていくことで、しっくりくるようになります。
デザイナーが関わるまで、依頼人のデザインは不健康だったのですから。
 
こんなことを考えると、骨盤矯正の刺すような痛みも、まぁなんとか耐えれます。
ぼくの骨盤も、これからちょっとずつ、健康にしていかなきゃな。

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