ヒポクラテスの誓い。

2019.1.18ビジネスの健康, 日々のこと

最近はインフルエンザも流行っているようです。
ぼくは去年はじめてかかって、熱が下がるまでの2〜3日間は寝込んでいましたから、いまかかっている方は、早く治ること祈っています。
まだ医者に診てもらう前、「熱があって、喉が痛い状態」のときに、病院に行くでしょう。
(行かない人もいるけれど)
 
そのときに、「熱があって、喉が痛いんです」と言ったり、「風邪っぽいんです」と相談すると思います。
そうしたら、医者はこの原因を調べます。
インフルエンザなどのウイルスなのか、それとも溶連菌などの菌なのか、もっと違う要因の可能性があるのかを判断して、治療方法を提案します。
原因がウイルスのときには、抗生物質は処方されずに、ウイルスに対する診断や処方が提案されるでしょう。
 
いまぼくは、わざわざ「提案」という言葉を使っています。
患者が「風邪(ウイルス)っぽい」と言ったからという理由で、ウイルスに対する処方をする医者はいないと思います。
少なくとも、ぼくを診てくれる医者にはいないです。
 
これを「職業倫理」と言います。
もしくは「ヒポクラテスの誓い」と知識人っぽく言っちゃいます。
あえて「提案」という言葉を使ったのも、医者に限らず、専門家の職業倫理が問われるときって、「提案」するかどうかだと思うんですよね。
「言われたからやりました」じゃ、機械で十分だし、「お客が望むことを叶えるのが仕事」だと思っていると、倫理観は壊れちゃいます。
聞き分けのない依頼人であれば、依頼を受けないのもありですけどねー。

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