いいお店。

2018.12.25おすすめ, 日々のこと

看板娘というのは、あの子のためにある言葉だなー、と思う人がいます。
 
ぼくら夫婦は毎朝コーヒーを飲みます。
豆を手動のミルでガリガリガリガリ……。
だいたい2週間ほどで、300グラムの豆はなくなります。
すると、電車を乗り継いでコーヒー豆を買いに行きます。
最初は、無農薬のコーヒー豆を求めて行き、今も同じ豆を買っているのですが、おそらくその豆がなくなったとしても、その店に買いに行くだろうと思います。
 
ぼくらは、このお店で働いている人のファンです。
まだあどけなさが残る、レッドやブルーなどのはっきりした色が好きそうな店員さん。
その店員さんの、初めて接客してもらったときの、コーヒー豆や焙煎の具合を説明するときの話し方が、とても素敵だったのです。
コーヒー豆をお客さんが好きになるような的確な勧め方に加えて、勧めている自分も好きなんだろうなぁと思わせる愛嬌。
他の人は知りませんが、完全にぼくら夫婦のツボにハマりました。
ヒット?いや、満塁ホームランです。
 
たとえ商品のことがそれほど好きじゃなくてもどうでもいい、と思わせる魅力が、看板娘にはあるんだと気づかせてくれました。
接客だけ見ていると、コーヒーが好きなんだろうなぁ、と疑いの余地がないんですよね。
 
そして、このお店は、豆以外にもドリンクも提供していて、ぼくらはこのお店のカフェオレも好きなのです。
焙煎してもらっている間に飲むのですが、コーヒーの美味しさを感じるカフェオレです。
それで、いつも感心するのが、カフェオレを飲んでいる間、他のお客さんと接客している姿を見るのですが、これがすごい丁寧。
中にはぶっきらぼうなお客さんもいますが、変わらず丁寧な接客を見ていると、「がんばれ」と応援する親の気持ちになります。
 
お客さんが守りたくなるのが、いいお店なんだと気づかせてくれました。
 

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