その人の歩んできたすべてが乗っかるもの。

2018.12.10おすすめ, 心の健康, 日々のこと

実写版の『3月のライオン』を観ました。
それで気づいたことがありました。
「将棋はなくならない」
ぼくに言われるまでもないことでしょうが、ぼくの中で腑に落ちたことだったのです。
 
AIが育つことで将棋のような頭脳戦がなくなるかと言ったら、そんなことはないだろうと感じていました。
でも、「あぁ、そうか」と、なくならないことを実感したのです。
将棋だけではありません。
己のすべてが乗っかるものはなくならない、こういうことなのだ。
 
野球やサッカーの判定にAIを取り入れることに警鐘を鳴らす選手も、もしかしたら、こういうことと近いのかもしれません。
昨日のQueenのライブの話もそうです。
「その人の歩んできたすべてが乗っかるもの」、こういう姿にぼくたちは心を動かされ、お金を払いたくなります。
事業において、ぼくがABテストや多数決を避けるのは、決を取った人のこれまでのすべてが乗らないからだったのかもしれません。
 
「どんなものにも100%の正解なんてない」
『3月のライオン』の劇中でも言っていましたっけ。
依頼人を叱るときに、ぼくも言っているので、ハッとしました。
事業だって同じさ。
 
古臭い言い方だけど、人の血が通ったものに、人は心を動かされるんだ。
いま、自分の限界を超えようとしている最中だったので、とても励まされました。

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