続けるしかないんだ。

2018.12.9心の健康, 日々のこと

『ボヘミアン・ラプソディ』を観てから、すっかりQueenの映像にハマっています。
観客と一体になる姿、前作を超える姿、崩壊から再生する姿、どれも羨ましくなります。
ぼくは音楽をやりませんし、歌だってうまくはありません。
体で表現できることがないのは、悔しいのです。
写真を撮れる、絵を描ける、デザインができる、そんな風に競う気持ちもありません。
それでも悔しいというのは不思議です。
 
かっこいいなぁ、っていう悔しさなんです。
おそらく、いろんな人が、いろんな人に対して抱く気持ちと一緒です。
美味しい料理をつくれるとか、誰かを演じるのがうまいとか、サッカーがうまいとか、そういうのに憧れるのと同じです。
圧倒的な姿に、ぼくは憧れます。
 
そして、ふと気がつきました。
圧倒的な姿を見せるには、続けるしかないんだと。
Queenのライブも、年数を重ねた姿の方が、心を鷲掴みにされます。
ずうっと好きなBlankey Jet Cityのライブも、ラストライブが一番好きです。
イチロー選手のことも、年を重ねるごとに、すげぇって思う幅が広がっています。
 
それってなんだろうと考えます。 
一般的に年を重ねると、できなくなることが増えるような気がするものです。
少なくとも、賢さは増すけれど、「動く」だとか「魂を燃やす」といったことは減ったり、得意じゃなくなるような気がするのではないでしょうか。
だから、その常識を超える人たちと出会うと、たまらなく魅了されてしまう。
 
魅了されながらも、「人生の終わり」には近づいていることもわかっています。
そこがまた、悲しみも交えた「終わらないで」という気持ちになって、また一段と魅了される。
夏休みの夕焼けのような、そんな寂しさが混じりながら、魂が燃えているんです。
ぼくも続けないとな、と思わされます。

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