上に立たない。

2018.11.2ビジネスの健康, 日々のこと

ぼくはデザイナーだったり、写真家だったりしますが、コピーライティングもします。
いやね、ぼくなんかが「やってます」って言うのもどうかと思います。
それでも、これからはじめる人がいるのなら、聞いといてもいい話をします。
もちろん、依頼人もです。
 
早速ですが、ライティングをするときに、ぼくが気をつけているのは、「上に立たない」です。
依頼人と打合せをしていると、依頼人の口から「こだわって」「丁寧」「真面目」「感度が高い」「角度が高い」「必要とされている」などの、自身の事業のことを評価する言葉がでてきます。
もちろん、「いい」と思って事業をやっているはずですから、そういった言葉がでてくるのはとても自然なことです。
 
ですが、一歩外に出たら違います。
丁寧かどうか、真面目かどうか、感度が高いかどうかは、他人が評価することです。
自分の口から言うことではありません。
 
むしろ、口にしてしまうことで、他の業者のことを下げてしまいます。
地方であれば、他の地域のことを下げてしまう。
人であれば、他の人のことを下げてしまう。
そういう広告や宣伝が多いでしょう。
 
けれども、本当に「いい」ものを提供して、「適切に」伝えていれば、人はちゃんとキャッチしてくれるのです。
大きく見せなくても、良さそうに見せなくても、ちゃんと「いい」ものとして受け取ってくれるのです。
本当に「いい」ものを提供しているのなら、「適切」に伝えて、受け手を「信じる」。
 
テクニックというほどのものではないですが、これがぼくのやっていることです。
だから、まずはぼくが「いい」と思えなければ、書けないんですけどね。

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