残すもの。

2018.11.1日々のこと

こういうことは口に出さない方がいいのでしょうが、今後の自分にとって大きなことでもあるので書いとこうと思います。
7月に父親が亡くなって、今月、父がちょっと残してくれていたものが、ぼくのところに来ました。
そうして引き継いでみると、「あぁ、本当に親父は死んだんだ」と実感しました。
病院のベッドで息をしていない姿を見たときよりも、火葬場で焼かれた骨を見たときよりも、父の死を実感しました。
 
引き継ぐ前日に、ぼくは入籍しました。
家族が増えた日です。
7月に家族が減り、10月に家族が増えました。
7月に家族が減り、10月に家族が増え、減った家族のものを受け取りました。
 
こういうことが連続すると、「自分は何を残せるか」を考えてしまうものです。
仕事であれば、いつも考えていることなので簡単です。
 
「歴史を引き受け、ちょっとよくして、次の世代へ渡す。」
 
これをプライベートにするとどうなるのだろうか。
考えてみると、けっこう難しい。
まぁ、少ないけれどお金は残せるとして、困った時の考え方のようなものは残せるだろうか。
いや、残せるものがあると考える方が、おこがましいのかもしれないな。
そうやって考えていると、残すものを残せた父は、すごいなぁと感心しました。
さて、この結論はどうなることやら。

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