「おでん」から考える。

2018.10.21ビジネスの健康, 日々のこと

いま、生まれてはじめて「おでん」をつくっています。
世田谷線の松陰神社駅付近に、評判の練り物屋さんがあるとのことだったので買ってきました。
 
つくりはじめるのが夕方過ぎでしたので、鰹節を長めに煮出して濃いめのつゆにしています。
そんで、今日の話のネタとして、おでんの思い出を考えていたのですが、これといったものがないことに気がつきました。
 
がんもどきが好きになったのはおでんから。
もち巾着が好きになったのもおでんから。
牛すじ煮込みの存在を認識したのはおでんから。
トマトのおでんを食べたときは驚いた。
 
ほらね、特に際立った思い出はないのです。
 
ないんですが、「〇〇が好きになった」「〇〇を認識した」きっかけが、おでんだったのがけっこうあることにも気がつきました。
 
がんもどき、もち巾着、たこボール、はんぺん、こんにゃく、ちくわぶ、玉子をつゆに溶かして食べること、などなど。
この材料が寄せ鍋に入っていてもいいはずだし、おでん以外の場所でも食べることはあったはずです。
それでも、心が動いたのは「おでん」だった。
普段の何気ないところから心を動かす商品を開発すること。
これが商品開発には必要ですが、こうやって考えると「おでん」って優れた商品なんだなー、と感心しました。

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