写真もデザインもやる人たち。

2018.8.25ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

最近気づいたことですが、ぼくがデザインをやるようになったのって「下手なデザイナーに写真を扱わせるのが嫌だった」のかもしれないです。
独立してからというものの、自分が撮影できるスケジュールを立てられるので、撮影とデザインを兼任していますが、これって、エディ・スリマンさんや鈴木八郎さんが原点かもしれないと気づいたのでした。
 
最近、イブ・サンローラン氏のことを考える機会が多かった矢先、エディ氏のファッション復帰を知るわけです。
学生の頃にかじりついて見ていた「ファッション通信」というTV番組。
エディ氏の手がけたディオールオムが世界中を虜にし、ぼくも魅了された一人でした。
デヴィッド・ボウイやミック・ジャガーたち、スキニーなロックスターに影響を受けたエディ氏のつくる服は、ロックの危うさと頂点に立つ気風が立ち込めていました。
世界70億の人が入るスタジアムで満員のお客を前にしても「カッコイイ」と呼べるヒーロー。
こんなヒーローがロックスターだし、これほどまでに強力なのに、いつでもいなくなってしまうような危うい魅力。
 
そして、鈴木八郎さんも伝説的なアートディレクターです。
電通にいた頃にはフリーのように存在し、大御所のカメラマンに依頼したのに、自分で撮影しちゃって自分でデザイン組んでって、彼の話を聞くたびに、色々なしがらみを軽く飛び越えてしまうように聞こえます。
転がる石のようにどこにもとどまらず、でも石としての強さがあって。
 
彼らのことを考えていると、
「両方やっちまえ」
「いいもんをつくるんだろ」
「技術をつけちまえ」
そう言われているような気がするんです。
だから俺はもっと自由になるよ。

コメントを書く