育ち、育てる。

2018.8.4ビジネスの健康, 日々のこと

最近、よく思っていることのひとつに「ヒトを育てるのって難しい」ということがあります。
いやね、とても当たり前なことなんですがね、親が子どもを育てるのはもちろんのこと、組織なんかもすこぶる大変だよなと。
 
丁稚、弟子、アシスタント、部下、後輩、、、呼び方だけでもさまざまです。
これらは「育てるヒト」との関係性も、ちょっとずつ違うわけです。
しかも、関係性で許される範囲も、時代によってちょっとずつ変わってきています。
 
こんななか、丁稚で育ったヒトが、部下を育てるなんてことも現代では生まれているでしょう。
ぼくも若輩者ながら何人かを直接育ててきたし、後輩は増えるばかりです。
 
その度に、「ヒトを育てるのって難しい」と考えてきたのですが、いまね、外の会社のヒトたちを育てるてことを、いろいろな場所でやっているのです。
 
元々、依頼人にはクリエイティブのノウハウを伝えながら仕事を進めるスタイルでしたが、これは依頼人の判断能力を高めてもらうためにやっていることです。
デザイナーとして一人前に育てたり、デザイン部として機能させるなんてことと、判断力だけを育てることとは、ヒトの中の育てる部分が異なります。
 
しかも、預かっている身としては、どこまで厳しくしていいものか。
丁稚とも、弟子とも、アシスタントとも、部下とも、後輩とも違う。
依頼人とも違う。
 
なんとも不思議な関係を経験させてもらっているなぁ、と呑気に思いつつ、いつもこの難しさを感じています。
(考えてみると、家庭教師に近いのかもしれないと思ったけれど、講義をしているのとも違うんだよなぁ)

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