貢献で考えてみる。

2016.2.28おすすめ

本田直之さんの本、『レバレッジ人脈術』を読んでいて、不特定多数が参加のできる会を主催しないというようなことが出てきたとき、ハッと気付いた。
 
私たちはネットワークを広げようと思うと、ひとまず多くの人を集めて、会が始まったら集まった人同士でつながろうと働きかければ良いとする。しかしだ、それで深い仲になった試しがないことに気がついたのだった。
 
一方で、私は何かを勉強しようと思った場合には、必ず一人で動くようにしている。それは、一人で動いた方が、吸収することに集中できるからだが、誰かと深い仲になることも、これと同じような気がした。
 
不特定多数が参加するパーティよりも、誰かの紹介による食事会の方が、その後、深い仲となりやすい。同様に、単にビジネスで紹介を受ける(する)よりも、ビジネスから離れた会で出会った時に方が、よりクリアーな気持ちのせいか、仲が良くなる。
 
つまり、不特定多数ではお互いの共通点を見つけることでパワーを使ってしまい、ビジネスの場では利益を考える部分が少なからず働いている。これらが「貢献したい」という欲求のパワーを減らしているのではないだろうか?
 
そこで一つ思いついた。今まで私は「仕事は生活」だと言ってきたが、これからは単なる生活の一環として仕事を捉えてみよう。人に道を教えたり、席を譲ったりするのと同じように、アートもデザインも貢献になる予感がする。

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