物語の力

2014.1.30日々のこと

最近、一週間に一回、泣いています。原因(?)は、jwaveで流れる「浅田次郎ライブラリー」を聞いているからだ。

友情、家族、恋ーー様々な人間模様があるのに、どれを聞いても涙腺が緩む。わかりやすく、気をてらわず、だから登場人物たちの心情とリンクしやすい。登場人物は人間味があり、後悔を抱え、人目から成功していてもそうでなくても優しい人達なのだ。

聞いていると不思議なことに、「幸せになって欲しい」と思ってしまう。物語というのは、その中での出来事にすぎない。それでも、彼らには僕らが知る前の人生があり、その後の人生があるように感じてしまうのだ。そう、文字だけで生かされているはずの登場人物たちが、しっかりと、そこに生きているのだ。

物語というのは不思議だ。

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