印象

2013.12.1日々のこと

もうずん分前から装飾品を付けなくなり、仕事に影響が出ないように、黒や紺を選びながら、最低限の服装になっている。しかし、5〜6年前に買った革靴も使い古した感が充満し、縫製の糸が解れ、新しい靴を買おうと思っていた。
 
僕の革靴選びは簡単だ。明るい色で、踵が踏める、それだけだ。明るい色を選ぶ理由は、黒いブーツを持っているからであり、用途を分けるからであり、踵が踏める理由は、急いで履けるのと、飲酒をていると足がむくんでくるので、ラクをして靴を履いていたいという面倒臭がり根性が働いている。
 
けれども、そういう靴というのは革の作りが、若造向きなのだ。24〜5歳ぐらいの革靴選びなら良いが、30歳も超えて足下がだらしないのは、マナーを知らない人間になる。それは靴をみればわかる。
 
おそらく、こういう靴を履けるのは、次の靴が最後だろう。
 
そんなことをどうでも良いと思いながらも、都会に生きるという以上、そのことで大事な仲間の顔に泥を塗りやすくなるのは、嫌なのだ。ほんのちょっとの気遣いで、大きくハードルが下がる社会を作っているのも人間だ。

しかし、どうでも良い奴のためには、動かないので、相手を気遣うマナーと、社会を捨てて自然の中で生きること——どっちも同じような気がしている

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