上野

2013.3.13日々のこと

『飛騨の円空–千光寺とその周辺の足跡–』展を観に行っていた。展示の事前情報を精密に取っていなかった僕が悪いのかもしれないが、12万体の仏像を彫ったと言われ、5千体を確認されている円空仏。それにも関わらず展示されているのが大小様々な100体前後……。いや、もちろん一体一体別の表情で、作り手のことを想像しては時代を遡って鑿(のみ)の動き方を盗み見ることを楽しみましたが……仏像の背後にある垂れ幕や、円空さんはこういう展示を望んだのだろうか、と考えていた。
 
それよりも、同じチケットで入場できた『日本美術の流れ』展の方が、狩野元信さんや宋紫石さんの仕事ぶりを見れたり、信長達の自筆書状に「うぉー、上手ぇ」、「すげぇ」と閉館時間で追い出される始末。
 
話は変わるが、展示されていた刀剣を観ていて思ったのだが、刀を持った男性にはピストルか気合いで何とかなりそうだけれども、薙刀を持った女性には大砲をもってしても勝てない気がするのは、僕が草食系なのか? いや、確実に謝るしかないっす、全力で。もう、それは全力で。

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