制作者として
2013.2.27日々のことWebを制作していると「スマフォ用サイト」、「position:fixedのサイドメニュー」が出てくるが、僕が提案・制作する際はこれらを推奨していない。
「スマートフォン普及による、パソコン(以下:PC)でのWeb視聴の減少」の対策として、単純にスマフォサイトを用意すれば解決されるというのは媒体に翻弄され過ぎであり、機械に人間が振り回されてはいつかは人間の方が死んでしまう。しかし、単純にposition:fixedのサイドメニューではPCサイトをスマフォで閲覧し、拡大した際にコンテンツに干渉してしまう。
広告をしたい商品やサービスが優れたものであるのならば、それに合った適切な形で見せることをした方がいい。過度にプラグインやFlashを使用したり、PCからスマフォへ移動させたりする必要はなく、「本物(商品、サービス)に触れたい」と思ってもらえることが重要なのだ。
それはWeb自体も同じであり、スマフォで見た際にわざわざPCの電源を付けさせてブラウザーを立ち上げてHPに誘導させることが出来た方が、下手にあれこれ労するよりもWebが生き残る道が作られる。静的かつ古典的だとしても、性質の整合性と見やすさが高ければ必ず良い結果に繋がる。
それは紙媒体や美術作品も同じだと考えている。「生き残る道」と言ったがその言い方には語弊があり、媒体に振り回されずに、媒体の特長を活かす方が良い結果になるという考え方だ。それは、ホログラムや電脳化が完成されて、データを手で触れることが出来て、食べ物の味を感じ、データで空腹が満たされるようになれば話は別だが、普及されるのはまだ先だ。