雑記帳

2011.7.10日々のこと

 6月の中頃にネタ帳兼雑記帳が切れたけれども、ラフ画や仕事のメモ帳として使用している「裏紙くん」を使えばいいやと思って買わずにいたら、こちらに書くことが滞ることに気付いた。忙しさも手伝ってなのだろうが、ネタ帳を使わない生活というのは考えがどんどん先に進んでしまって、いつの間にかひとりぼっちになっているのだ。自分しかいないのだから、何をしようと1人なのだが、ネタ帳に書き留めるというのは「ちょっと、お前さんお待ちになって」と止められて「じゃあ、茶の一杯でも・・・ついでにお団子も美味しそうだからもらっちゃおっかな」という小休止の役目があるようだ。どんなに大切な用件があろうと、急ぎ足で進み続ければ草履は擦り切れ、蹴つまずいてしまう。そうならないためにも、急ぎたいのは承知の上で、大事な考えであればむしろ休ませることが重要になってくるのだろう。そういえば、いつか読んだ脳科学かなんかの本にも「寝かせる」、「発酵させる」ことの大切さを説いてたな。
 
 それとは関係ないけれど、階段ですれ違って挨拶をしたおっちゃんに「あっついねー」と言われ、「あっついっすよー」、「暑くて死んじゃいそうだよー」、「溶けちゃいそうっすよー」と進みながら(相手が見えなくなっても)会話を続けた。階段に響く声が暑さと混ざり、こだまのようにも聞こえたが、「もう、6年になるんだな」と思った。夕方帰ってきて出会うばあちゃんには「おかえりー」と「ただいまー」とのやりとり。世間話や仕事の話、ここの人達は近所を超えるのか、それともこれが近所の在り方なのか。そういえば、朝霞もそうだった。現代だけれども、古いんだろね。

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