学ぶ前に謙虚さを習得する。

2020.1.2ビジネスの健康, 初心者のためのデザイン心理, 日々のこと

昨日の続き。
なぜ、見た目を整えることが大事なのか。
それは「見た目がだらしない人のことを、社会は信用しにくいから」というのは昨日話したが、だからと言って、デザインが浸透したかというとそんなことはない。
「世の中にデザインが必要だ」という風潮になっている現代日本においても、これは二分される。
経産省から「デザイン経営宣言」が発表されるなど、日本国内でもデザインの重要性が広まってきたが、「デザインとは何だ?」と疑問を持ち、本当の意味で「デザインを知りたい」と思う人は少ない。
しかし、そういう人は見た目でわかる。
本当の意味で「デザインを知りたい」と思っている人は、見た目が整っているのだ。
少なくとも、見た目がだらしない人、好みで押し通している人はいない。
 
髪型や体型が流行に乗っている人は「デザイン思考」とか「UX」という言い方が好きな傾向にある。
そういう人は、デザインを理解するのではなく、自分のためにデザインを利用したい傾向が強く、学ぶことが下手な傾向にある。
実は今っぽい格好をしている人よりも、可もなく不可もないような格好をしている人の方が、デザインの理解度は深くなる。
これは学ぶときの姿勢に影響しているが、自分を強く見せる格好を選んでいる人は、学んでいるときに謙虚になりにくい。
一方で、可もなく不可もない格好を選んでいる人というのは、自分が人と会っているときに、相手に強い刺激を与えないように配慮をしている傾向がある。
これが、見た目に無頓着な人であれば、自分の好みで服装を選び、ちぐはぐな組み合わせになる。
 
つまり、強く見せる格好や好みに偏った服装を選ぶことは、利己的な振る舞いであり、それをしないようにするためには、謙虚さが必要なのだ。
そして、可もなく不可もない格好を選んでいる人ほど、学ぶときの謙虚さを持ち合わせている。
もしも、最低限の見た目の整え方を学びたいのなら、学ぶときの謙虚さを習得しておく必要がある。
学び上手は、何をしてもうまくいきやすい。

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