クライアントワークで考えること。

2019.8.30ビジネスの健康, 日々のこと

生活に困窮していない人が、いまの生活を続けるのに必要なことのひとつは、国益を向上させることだ。
しかし、日本の生産人口が減少することは明白なので、いまの生産性のまま人口が減少すれば、自ずと国益は下がり、社会福祉のレベルも低下する。
いま困窮している人は、言わずもがな生活はもっと困窮する。
生活のレベルを低下させないためには、国益を向上させることが不可欠なのだが、その場合、一人当たりの納税額も向上する。
納税がなければ、国は国民や国土をケアすることができない。
外国人労働者を低賃金で雇って、生産人口を増やしても、困窮者を増やすだけなので、何の改善にもならない。
結局は、労働生産性を高めるしかない。
労働生産性を高めるためには、高い品質のものを、高い価格(適正価格)で売ることが挙げられる。
時間がかかることで品質が高くなるものは、その分、費用が高くなることが適正価格だ。
しかし、生産人口の低下とともに、消費者人口も低下する日本では、マーケットの拡大は見込めないので、自ずと、輸出収益を狙わなければならない。
観光業におけるインバウンド収益は、輸出収益にあたる。
だから、観光立国を目指しているわけだが、低い生産性の考え方である「時短、便利、一括」をしているから、観光公害が起こる。
観光公害が起こり、その後、対策をしたヨーロッパの国に今年行けるのは、何かの縁なんだろう。
もちろん、観光業に限ったことではなく、輸出収益は日本の企業が考えなきゃいけないことだ。

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