続けた先の未来

2010.6.7日々のこと

 最近、ふとした時に自分の手を描くことが多い。そんな時に思い出すのが、「手を描かせればその人間の絵の上手さがわかる」というピカソの言葉である(たしか言っているよね?)。「自分はどうなのだろうか?」と、頭をかすめるが、ピカソが生きていてもいなくても私が描き続けているのだけはなんとなくわかる。

 クリエイティブワークスが身近な業種になった現代、そして、彼らや私たちが「技術」と言って職に出来ている事柄などはこの先、ボタン1つで出来るようになるだろう。その結果、過去の藝術家が1人で全てのことをやっていたように、将来的にはクリエーターやアーティストと呼ばれるような人々も全てのことをするようになるだろう。しかし、ボタン1つで誰でも出来てしまえると思われているのだから、洞察力、具現力、努力、才能は今以上に求められると考えられる。それは、遠くない未来だと思えてしまう。

 このことは何年も前から話しているが、そこに悲壮感はなく、むしろ望んでいる未来像かもしれない。

http://www.maroon.dti.ne.jp/eguchimasaru/html/

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