久しぶりのこと。

2019.5.18ビジネスの健康, 日々のこと

ある企業のロゴとホームページがリニューアルされたことを、たまたま知って調べてみたら、ニュースリリースにそのことが記載されていた。
これを読んでみると、ロゴのコンセプトなどは書かれていても、「誰が作ったか」には一切触れられていなかった。
全国にショップがある大手企業だから、社内にデザイン部があるだろうが、その部署の人が作ったのか、外部に委託したのか、それすらも分からない。
 
ニュースリリースというのは企業としての声だ。
法人である企業は話すことができないので、代表者が代弁をする。
けれど、おそらく作ったのは別の人だ。
企業の声として代弁者が語り、作った人を登場させない理由があるだろうか?
いや、ない。
だから、書かれているコンセプトもうっすぃ〜内容で、コンセプトというよりもロゴの形の話になっていた。
 
それで誰が作ったのかを調べてみたら、いっこうに出てこない代わりに、「ロゴをリニューアルする前に、労働状況を改善して欲しい」という従業員の声と、社長が変わったことが出てきた。
つまり、背景としてはこうだろう。
社長の交代とともに、新社長の影響力を浸透させるために、旧体制のものを一新していく。
分かりやすいのがロゴとホームページなどの目に付く部分だ。
新社長の影響力が薄まるといけないから、作り手の声は邪魔になる。
 
代表取締役社長というのが、法人の単なる代弁者であることを間違うと、こういうことが起きる。
事務所勤めを辞めてから、こういうことに遭遇するのは久しかった。
しかし、よくあることだ。
そこの従業員には悪いけれど、労働環境は変わらないと思うから、早く辞めることを勧めるだろうな。

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