歩くのは考えるのに効果があるらしい

2010.3.28日々のこと

 額(ひたい)に鈍器で殴打されたような傷が・・・不注意です。

 知人たちが参加しているのが多かったので、今週はよく展示に行きました。もうそんな理由でしか美術展示にいかないのはどうなのかとも思いますが、理由は前回にも書いたのと今回ので分かるかと。

 BankART内の3つ(東京綜合写真専門学校研究科展、関東学院大学人間環境デザイン学科展、みる、つなぐ、ひらく展)、明るい部屋、クンストバウ東京、パレットクラブ、ガーディアン・ガーデン、国立新美術館(アーティストファイル展、アンデパンダン展)。

 一番良かった(網膜にも脳裏にも精神にも印象に残ったもの)のは、関東学院大学人間環境デザイン学科展だった。気になったものは卒論も拝読し、この展示がトータルとして「人に見せること」を踏まえた上で制作し、展示をしていた。「デザインなんだから当たり前」というのは笑えない言い訳だが、そう思っている人がかなり多いのではないだろうか。

 ただ、「なんちゃらナイト」と称した一夜限りのイベントとして、夜まで美術館を無料開放(一部除く)していたのは、イベント目的で集まった「普段は美術を観ませんよ、私」の人達がたくさんいてよかった反面、「アートってわかんないよね」と言われるのだろう作品達しかなかったのがとても残念であった。

 「本当に良い作品だけをみせていこうぜ」っていう志のある人間が多ければ、この業界まだまだ良くなるはずだ。

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