依頼の心得、受託の心得。

2019.3.14ビジネスの健康, 日々のこと

最近、教える立場になることも多く、デザイナーとの関わり方を質問されることも多い。
そのときに決まって言うのは、次のことだ。
 
依頼の心得は信任。
受託の心得は職業倫理。
 
どちらが欠けても、上手くいかない。
言ってみれば、これはデザイナーとの関わり方というよりかは、専門家との関わり方であり、裏を返せば、この2つで大抵のことはうまくいく。
ベリーイージー。
上手くいかないときは、このどちらかが欠けている。
ベリーベリーイージー。
とても簡単だ。
 
昔、ヨガから派生したボディワークを習っていたときに、ある男性講師が口癖のように言っていた「ベリーイージー」。
できる領域に入った瞬間から、難しかったことは、ベリーイージーになる。
言い方もあって、ぼくはこの言葉が好きだった。
いま思い出しても、やっぱりいい響きだ。
 
書きながら思い出したのは、信任と職業倫理があっても、挨拶や返事ができないなど、人としてのアレコレが足りていないと、まったくもって前提が崩れるだろう。
依頼人には疑いが発生しやすくなるし、専門家は優先度を下げやすくなる。
勘違いしないで欲しいのは、依頼人も専門家も、相手のことだけをしているわけではないということだ。
「あなたのことだけを四六時中考えている」というのは、大嘘つきの台詞だ。

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