違いのわからない人がこだわる。

2018.10.17ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

ぼくの仕事で驚かれることのひとつに、「どっちでもいい」があります。
こういう仕事をしていると、小さなことにも口うるさく指摘をして、とことんこだわるイメージがあるのでしょう。
「違いのわかる人」を装うのにはうってつけです。
けれども、ぼくはこの逆に当たる「どっちでもいい」を頻繁に口にします。
 
多いのは、言葉尻です。
ライティングの大前提に「その」よりも「この」の方がいい、とか、
短い方がいい、とかありますが、
一点もののオーダーメイド製品をつくるようなサービスとは違い、概ね現代のサービスって似たり寄ったりなので、言葉尻で大きく差が出ることはないのです。
 
ただ一方で、「頑固」とも思われることもあります。
サービスの根幹から悪い方へ外れてしまうときです。
「うーん、危険だなー」と言葉を漏らすときがありますが、こういうときにぼくは根幹に戻そうとします。
 
根幹からずれない範囲のことであれば、たいていのことはどっちでもいいことなのです。
根幹なのか、枝葉なのかの違いがわかれば、もう十分です。
違いがわからない人が、枝葉の違いに囚われるのです。

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