暖かい布団。

2018.9.28日々のこと

一昨日あたりから冬用の掛け布団を使っています。
もうね、暖かいんです。
春眠暁を覚えずならぬ「秋眠暁を覚えず」ですね。
暖かい布団で眠っていると、大学の頃にしていたひとり旅を思い出します。
その中でもつらかったのは、冬の雪国です。
当時、お金もろくになかったぼくは、無人駅のプレハブ小屋で宿を取っていたのですが、これが眠れないほど寒くって。
「このまま眠ったらやばいぞ」
と体から信号が出て、眠いのに、眠れない。
いつの間にか始発の時間になって、すがるように電車に乗って、はじめて眠りにつく。
そんな旅でした。
これを境に、暖房機器のありがたみ、隙間風の入らない居住環境のありがたみを身にしみたのです。
懐古主義のような場面に遭遇すると、「君はあの寒さを体験していないだろう?」と聞いてみたくなるのです。
いい面も悪い面もある。
暖かい布団に入ると思い出される体験です。

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