夜の甘いかおり。
2018.8.28体の健康, 心の健康, 日々のこともう何度目だろうか、夜にパンを焼くのは。
小麦アレルギーがわかってから、ぼくはパンを食べなくなりました。
食べなくなってはじめの数日はトーストにバターとジャムを塗ったり、カツサンドの美味しさを思い出しては我慢の日々でしたが、いつの間にか「なくても平気」になるのです。
けれども、生活にパンという選択肢がなくなると米ばかりになり、これはこれで飽きるものです。
そこで見つけたのが「米粉パン」です。
自宅で作っているのですが、はじめのうちはパンからは程遠く、むしろ餅と言った方が近しいものができていました。
それが、試行錯誤も一年が経つ頃に、バランスに気がつくのです。
はじめはパンケーキ。
これをふっくらとさせていって、さっくり、しっとりと。
この考え方を広げていって、二年目の去年、今のパンにたどり着いたのです。
いまでは、部屋に充満する甘い香りが、しかときこえています。
小麦のパンをトーストするかのような、「しあわせの香り」がいまもあるというのは嬉しいものです。
アレルギーがなければ出会う必要もないけれど、アレルギーがあったら出会った方がいい心地かな。