教育の場

2009.2.17日々のこと

ここ数日、展示をいくつか見ている。その最終日、鳥が真ん中に鎮座しているテーブルの居酒屋で友人たちと呑みながら、話をしていた。そこででてきた話題の1つに、「ピンキリ」と「教育」ということ。キリの人たちがいなければピンとされる人たちが生まれることもないが、キリの人たちの底上げをするためには、教育が必要だということでもある。

小・中学校までは美術の科目や音楽などの科目から、たとえ初等教育だとしても美術と藝術について古典的なものから触れることとその技術的なことを学べる場所がある。それが、普通科の高校に入った途端にアートと呼ばれる、何でもありだが陳腐なカルチャーがとってかわる。何故教育が必要かというと、底上げが、ピンの方々が生まれる底上げにも繋がり、結果、その業界自体の底上げにもなるからだ。また「氾濫」という言葉が日本語にあるように、エントロピー概念を挙げなくても、われわれは価値が低くなる状態のことをわかっているのである。

いくつかの企画が始まりつつある中で、自分が活動することへの想いと責任を改めて感じつつ、今日はいくつかの文章を書いていた。

※ 新宿にあるcountzeroというbarで三木善一さんが個展をしています。月末までで、http://countzero.jp/から詳しい内容とインタビュー動画を見ることが可能です。是非、観に行って作者の方とお会いすることをお勧めします。

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