距離感。

2016.2.7日々のこと

さっきまで友人と呑んでいて、そこは神楽坂にある昔ながらの家を飲み屋として使っているような佇まいのお店でした。
 
何が面白いかというと、六畳間を二部屋つなげたような座敷に、お膳を向かい合って座るスタイルで、やはりというか、時々、背中合わせにしている違うお客さんと背中がコツンと触れる距離感だ。部屋には適度な余白(スペース)があるので狭いという印象はなく、別々の場所で話が盛り上がり、お互いに背中をのけ反った際に触れ合う程度の感覚であり、それは微笑ましい感覚だった。
 
以前どこかで読んだ記憶があるのだが、満員電車で感じるストレスは戦争を体験しているのと同程度のものであるらしい。たしかに、僕自身も満員電車の距離感は苦手である。そんなことを話しながら、あのお店の距離感を今思い出してみると、うん、ちょうど良い距離感だったと思える。他人同士が心地いいと感じることのできる距離感、そんなスペースを作るのもアリだと思った。

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