2014.11.30日々のこと
最近、満天の星空を見ていないことに気がついた。山の中で星空を見ていない。危険を孕みながらも、見蕩れてしまう絶対的な美。感動に震え、自分のやっていることが、どれほどちっぽけなものであるのか——あぁ、ここに近づきたかったという気付き。
僕達、人類は何に憧れてきたのだろうか。スーパーヒーロー、神などいるが、その根源的な部分では自然だ。自然の圧倒的な巨大さ、暴力性、そして美しさに僕達は心を動かされてきたのだ。
その憧れが薄れる時、人は全知全能だと思い上がり、数多くの失敗を繰り返してきた。戦争、公害、虐待など数え切れないほどの冒涜が僕達の歴史でもある。
そうならないためにも、星空を見ようと思った。