作品

2012.12.31日々のこと

めずらしく季節的なことを。
 
「よいお年を」、「大晦日」など一年を締めくくる言葉と会っては「あ、一年終わりだ」と気付く。しかし、すぐに忘れてしまうので、そのような言葉と出会う度に、「あ、一年終わりだ」と気付く、ということを繰り返してしまう。そして、年々この傾向が強くなっている。
 
家を出たのが、大学一年のころ。その時には既に写真と出会っていて、正月だろうがなんだろうが、部室に泊まり込んでは現像やプリントをしていた。実家に帰るにしても日帰りで、墓参りにいくのも年に数回、そんな風にして年齢が重なっていった。
 
この10年で写真家として作品をつくって売ったり、依頼してもらって作ったりということが始まり、家族との関係性が変わったり、姪っ子が生まれてくれたり、仲間が増えたり減ったりと様々なことが目まぐるしく変わっていった。何よりも、作品のレベルが大きく変わった。
 
しかし、それもこれも、いつも作品をつくることを優先し、つくり続けてきたからであり、技術的にも精神的にも、高い次元に入ったと感じた瞬間の楽しさのまま、進んできた結果だ。
 
今日も夜が終わるときの光は美しく、いつものように作品をつくっては興奮したり、疲労困憊になったりするんだろうね。
 
今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

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