恐ろしいと思った

2010.4.21日々のこと

 「希望の光」を広げさせてもらって全貌を観ていた。創作過程では全貌を予測しながら創作しなければならなかったので、繋がっているのかどうかが問題だったが、流石の一言だった。しかし、それよりも、今までの作品以上に作者の能力を超えたものになっており、「自分が創作した」という事実と「他の誰かが創作した」ような錯覚の差が大きかったというのが、正直な第1印象だった。そして、狼狽していたのも事実だ。

 見続ければ見続ける程、その差は大きくなっていったのだが、作品からは強大な包容力と生命力を受け続けている感じがして、次第に「やる気になれば何でも出来る」という希望が芽生えていた。そしてタイトルをハッと思い出した。

 ー 希望の光 ー

 何とも出来すぎた話のようにも思えるし、数あるタイトル候補の中から、このタイトルを選び抜いた自分自身を誉めたい気持ちになったのだった。加えて、「Gift」、「GiftⅥ-Photo/Graph-」、「GiftⅧ-Hope of light-」、最後のは意図せずに単発で考えていたのだけれども、繋がってしまっていることにも気付いたのだった。そして、藝術が光を対象としていたということは『「ギフト」シリーズについて』でも書いており、偶然にも無意識的にも繋がっていたことに震えた。

 ※希望の光:約1085×235cm

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