お客さんは自転車がほしい。

2018.6.17ビジネスの健康, 日々のこと

企画書を書くときや考え事をするとき、ぼくは図書館や喫茶店や街中で、よく、ボケーっとしています。
ボケーっとしてるといっても、無になることは難しいので、ヒトビトのの動きを見渡しては、「なんで、こう動いているんだろう」と、考えていることが多いです。
観察ってやつですね。
 
漫然と観察をしていると、ヒトのちょっとしたクセだとか、ヒトビトのの会話だとかにも、特有の類型があることに気がつきます。
逃げ道のない狭い場所では、立ち話をしない、とか。
椅子じゃないものにも座る、とか。
柔らかい椅子が揃っていると、ヒトの腰が重くなって、場に漂っている気が淀みやすい、とか。
図書館って、オシャレじゃくても、ヒトに愛される、とか。
 
商品を作るときの警句として、「お客さんは自転車で充分なのに、企業はロケットを買い与えようとする」というのがあります。
数字ばかりを目で追うと、ヒトが本当に欲しいものから逸れてしまう典型例です。
 
色んな企業が、商品開発の会議をしているでしょう。
そのときに、もっとね、自分の言葉で話していいんですよ。
あなたが欲しいものを、作ろうよ。
そうすれば、少なくとも、あなたとあなたに賛同したヒトは、買うでしょ。
そうすれば、少なくとも、あなたとあなたに賛同したヒトは、口コミをしてくれるでしょ。
もっとね、自分の言葉で話していいんですよ。

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