恒例行事。

2015.1.2日々のこと

毎年恒例の、姪に遊んでもらいに実家に帰りました。姪の成長ぶりと、僕らの老いぶりが露骨に出てきている。聞けば、今年から小学生になるそうで、ついこの前に生まれたばかりだったと思うのは、大人の時間感覚なのだろう。
 
たしか、展示準備をしている最中に、母親(祖母)から姪が無事に生まれた報告をもらったのだ。その後、僕の持病の経験もあったせいか、風邪をひいたという報告を受けては心配し、アレルギーがあることを聞けばまた心配し、単なる心配性の叔父になっていた。
 
今では、食事中に肘をつくことや、足を組んで座ることを注意されるダメダメな叔父になっているわけだ。それでも、久し振りに会いに行く叔父に喜んでくれ、別れる際にとても悲しそうな表情を浮かべてくれるのは、子どものいない僕への、年一回のちょっとしたご褒美である。
 
この子たちの未来を守りたいのだ。だから、僕は山の中で一人で作品をつくることを、しばしの間、引伸しにしたのだ。この気持ちを、この言葉を、強く再認識するのも、毎年恒例だな。

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