気持ちの話

2013.8.25日々のこと

文字が好きです。でも実際は、文字が好きというよりかは、フォントが好きです。和文フォントも欧文フォントも好きです。そうすると、歴史を知ります。そうすると、フォントの形を知ります。
 
かなり割愛してしまいますが、要するに「合理的に作られている」ということです。階級社会に合わせる、平筆が一般的だった、使役をさせたい、などなど、数々の制限や思惑によって、フォントは生まれています。
 
そして、歴史を知ると、現在の使われ方やタブーが迷信かどうかもわかってきます。けれども、下手にかじると、それらの迷信に翻弄されて雁字搦めになっちゃいます。じゃあ、どうしたら迷信に翻弄されないようにできるのか——考えたらね、「もっと良いものを作りたい」っていう気持ちだけでした。
 
たったそれだけのことで、何時間でも粘れるし、集中ができるし、一般的な迷信よりも、自分の考えの方が断然良いって自信が出てくるんです。
 
だからね、最終的には「気持ち」なんだよなぁ。

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