温かいお茶が飲みたいが、無いのなら仕方が無い

2011.5.29日々のこと

 人は裏切るので、初めから期待しないようになってからどれくらいの月日が経っただろうか。死にそうな人を前にしたらその後の彼の人生を考えずに助けたくなるものだと気付いてからどれくらい経ち、憎しみだけでなく優しさと愛に気付いてからどれくらいの月日が経ったのだろうか。しかし本質が変わるはずも無く、憎しみに支配されていた頃よりも愛と可能性に気付いた後の方がタチが悪い。いつでもあっち側に堕ちることも出来るし、いつでもそっち側に昇ることも出来てしまう。けれども、憎しみと怒りでの日々の消耗と疲弊は今考えると末恐ろしいエネルギーだった。それ故、憎しみで支配されている人に「疲れたね」と抱きしめることが出来るようになってからどれくらいの月日が経ったのだろうか。真ん中でいたいのなら何もかもも知りながら、高まる意味がない。今日は雨。洗濯物が乾かず、雨脚は強くなる。

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