指先の感覚

2008.11.4日々のこと

今日もかわらず現像。完全暗室下ではなく、ダークバッグに腕をつっこんでフィルムをリールに巻き付けるやり方。完全暗室下で巻き付けると、(実際は見えていないが)見ている感覚があるのだけれども、ダークバックという布が二枚隔たっていると完全に視覚が遮られている。あるのは道具類がこの中にいるという意識と、指先の触覚のみ。しかも量が多い時はLPLのタンクを使用し、それは余計に巻き辛いために、指先への意識の向かわれ方は日常ではありえないほどのものになる。それと一秒に対する感覚も、普段とは段違いの差で高くなり、それは日常にも影響してくる。回ってくるのだ。

(10月24日の内容です)

コメントを書く