Project 02: Fintech App Pollet
Project 02: Fintech App Pollet
Fintechアプリを提供しているPollet(ポレット)。デザイナー不在でのリリースから数ヶ月後、最初のデザイナーとして関わりはじめ、UIUXを含めたデザインの考え方やノウハウを伝えながらリニューアルをし、デザイナー育成まで務めた事例です。
バラバラだったポイントや仮想通貨をアプリでまとめ、不用品の買取も可能な「Pollet(ポレット)」。せっかく貯めたポイントもバラバラにしていると使い勝手が悪く、使用されないまま眠らせてしまったり、フリマアプリの面倒くささによって、不用品も有効活用されずに捨てられてしまうことがあります。Polletはこれらの休眠資産を有効活用できるサービスであり、サンポノはリブランディングと人材育成でサポートしました。
強度の弱いデザインはデザイン価値がないため、機能や金額でしかユーザーに響かず、必要に迫られていない人には届きにくくなります。また、外部要因に翻弄されることが多くなり、不必要なコストが増加したり、プロダクトの寿命が短くなります。そういった考えをメンバーに伝えながら、少しずつデザインをアップデートしました。結果的に、サービス内容の変更が発生した後も、違和感なく利用できるデザインとなりました。
機能を追加したり、チャージ元が増えるタイミングのほか、何気ないときにデジタルポスターを制作。先行きの分からないメンバーの不安を少しでも払拭し、モチベーションを高めていました。また、可能なものはSNSに投稿することで、ユーザーとのコミュニケーションにも活用。特に最初の頃は、メンバー自身が言い表せていない潜在的なビジョンを言語化することで、プロダクトの可能性についても示唆しています。
社内のデザイナーを育成し、ディレクションができるようになったタイミングで、自走してもらっていました。しかし、サンポノが離れている間、度重なる機能追加とスタッフの増減によって、事業の本質であるアイデンティティが崩壊してしまう事態に。Polletについて一言で言い表すことができない状態になり、アプリストアの評価も低下してしまいました。そのような状況下で再び依頼を受け、メンバーを集めてワークショップを開催。結果、プロダクトの本質に気づいてもらい、ポジショニングや施策を変更し、ユーザーの満足度や評価が向上しました。