質問箱FAQ

サンポノに寄せられた質問を抜粋して掲載しています。
こちらをご確認いただいても疑問が解消されない場合は、お手数ですが、お問合せフォームからご質問ください。

デザインについてAbout Design

デザインとはなんですか?

諸説あることを前提でお話すると、私は「デザインとは『計画と実行』」と言っています。
いまやデザインは経営に役立つと言われながら、デザインについて語れられることが多くなっていて、むしろ混乱を引き起こしている世の中とも言えます。こういう場合は、その言葉の始まりを辿ってみると解決の糸口があります。
デザイン(design)とはデッサン(dessin)と同じ、ラテン語の「designare」が語源となります。このラテン語の意味は「計画すること」「計画を表すこと」「線を引くこと」と言われています。ラテン語の翻訳なので、ここから諸説に分かれてしまっている気もしますが、この三つの意味を一言で表すと、デザインとは「計画と実行」と言えます。すると、デザインとは本来誰でもやっていることであり、デザインされていないものはこの世の中に存在していません。
では、何があるのか。答えは「計画と実行が効果的に機能しているデザイン」と「効果的に機能していないデザイン」です。世の中の商品やサービスで、「売れる・売れない」や「伝わる・伝わっていない」が生まれてしまうのは、デザインが効果的に機能しているか、していないかが分かれるためです。ご依頼後に受講していただくデザインセミナーでは、この続きを話させていただいておりますので、この機会をご活用いただけたら幸いです。
デザインセミナー資料:『デザインってなに?』(PDF)

デザイン事務所に依頼すると、利益はどれくらいアップするものですか?

引用のさらに引用になってしまいますが、2018年に経産省から発表された『「デザイン経営」宣言』には、「デザイン投資1ポンドにおける利益は4ポンド」、つまり4倍という報告があります。その他にも、「デザインを重視している会社の株価は、そうでない会社よりも10年間で2.1倍の成長があった」「デザイン賞に登場することの多い企業の株価は、市場平均と比較して10年間で約2倍成長があった」と、それぞれ報告されています。これらの調査報告は、サンポノも数々の受賞歴があり、クライアントの成長に貢献してきましたので、そういう意味でも妥当な報告かと考えられます。
また、別の研究では「流暢さ効果」の報告があるように、フォントの選定や使い方を変えるだけでもユーザーの行動が変化することから、パッケージデザインやWebサイトなどの分かりやすいものだけでなく、企画書や挨拶状などにおいてもデザイナーが関わることで、御社の利益向上の可能性が高まると考えられます。
引用文献:『「デザイン経営」宣言』

ブランディングをしたり、デザインに力を入れなければ利益は上がりませんか?

ブランディングは力を入れた方がいいときと、入れなくてもいいときがあります。ただ、他の質問の回答にも書きましたが、デザイン行為による「流暢さ効果」によって利益向上が見込めるとされる研究があることからも、ブランディングに力を入れなかったとしても、フォント選びや使い方などの細かいところからデザイナーを頼った方が妥当だと考えられます。

「クリエティブディレクション」と「アートディレクション」の違いを教えてください。

人によって厳密な定義が異なることを前提でお話しすると、「クリエイティブディレクション=企画や事業全体の方向性を指し示すこと」「アートディレクション=視覚表現全体の方向性を指し示すこと」と言えます。先の『「デザイン経営」宣言』でも触れられているように、いつの時代も、優れた事業体は外部のデザイナーとパートナーとなって仕事をしていることが多いです。自分たちだけで事業の方向性を決めようとすると、視野が狭くなってしまうのはいつの時代も同じだということです。

「いいもの」とはどういうものですか?

遠回りな回答しかできませんが、例えば、お腹が減って何かを食べたとき、「満腹になる」「栄養がある」「美味しいと感じる」「しあわせを感じる」というものがあります。満腹になるだけであれば、その食べたものは飲食物の機能しか果たしていないことになります。食べるという行為においていいものとは何か。美味しく満腹になって、しあわせを感じること。美味しいけれど、満腹にならなかったり、飲食店のスタッフがひどい人だったり、食器が汚れていたら、食べる行為にしあわせは感じないですね。また一方で、満腹になって、栄養価が高ければ十分しあわせという人であれば、それが満たせるものがいいものでしょう。つまり、「いいもの」とは具体的にこれだと言えないけれど、確かに「いい」と感じるものです。そして、事業をする上で気をつけなければならないのが、自分がいいと言っているものと、不特定多数のお客さんがいいと言うものは異なる可能性があることを忘れてはいけないです。それと、お客さんにならない人の「いい」に惑わされてはいけないです。優れたデザイナーは、このバランスがいいと思います。

サンポノと江口についてAbout Sunpono and M.Eguchi

デザインをする上で意識していることはありますか?

たくさんありますが、次の三つはどの仕事でも意識しています。「売れるものと、視座を高めるもののバランス」「両極にある性質の間を広げながら、散漫にならないようにすること」「自分がお金を払うお客さんになりたいか(人間は生理的に嫌なものにお金を払わない)」

御社と大手事務所や大御所との違いはありますか?

大手事務所との違いは明白で、マンパワーの違いです。大手の場合は人数が多く、デザイン系ブレーンワークであるディレクション(思考、方向性決め)の仕事を担当する人と、手を動かして形にする人、事務処理をする人など、たくさんの業務の担当者が細分化されているので、一度に引き受けられる案件数を増やすことができます。大手と言えるほどの人数を抱えるメリットは、丁寧さよりも、どれだけの案件数をさばけるかなので、クオリティには直結しません。この事務所勤務の経験が、自分の手足を動かしながら考える、今の私の働き方に繋がっているような気がしています。
大御所と私の違いは、、、難しい質問ですね。人が違うってことでしょうか。一定のレベル以上のクリエイターであれば、どんな案件に対しても、及第点を超えることは難しいことではありません。及第点を超えた先の、それぞれの特長は十人十色になります。あとは、依頼人であるあなたとの相性です。それと、ディレクションの費用は、キャリア年数に由来するところがあるので、年齢が上の先輩方の方が、ちょっと高いと思います。でも、みなさん、いい仕事しますよね。私も頑張らないと。

御社とクラウドソーシングとの違いはありますか?

クラウドソーシングで制作されたものを拝見すると、クオリティが低いものが多く見られます。例えば、企業ロゴであれば、10年以上となる長期間、四六時中至る所で目にしても耐えられる強度が必要です。そのため、事業が広がったときやツール類が増えた場合などの展開や、一色刷りや多色刷りで使用される場合なども想定してデザインされます。ロゴをリニューアルする際も、少しのあしらいを手入れするだけが適しているのか、一から作り直した方がいいのかの判断をしています。私たちのような専門家の優れている点は、デザイン自体のクオリティもさることながら、使い続けることを考慮したデザインが可能であることです。それが違いではないでしょうか。また、クラウドソーシングで提示されている金額を新卒社員の平均月収で計算すると、1〜5日間程度が多いように見られます。常識的に考えれば、この金額で企業を背負うロゴが作れるとは考えにくいでしょう。クラウドソーシングで依頼すれば安価にデザインが手に入りますが、金額相当のものしか手に入らないのが世の常かと思います。私たちのような専門家に依頼すればクラウドソーシングよりも高い金額になるでしょうが、それだけの価値はあると思います。

人数が多い方が、多角的な視点が手に入るのでは?

この業界の仕事では人が多いと、どういうわけか「三人寄れば文殊の知恵」は起きず、「船頭多くして船山に登る」事態になることが多いです。現実世界で船が山に登ったら相当なクリエイティブですが、これは慣用句なんで。ひとつのチームにクリエイティブディレクターやアートディレクターが、それぞれ二人以上いることが極めて稀であることも、これを物語っているのではないでしょうか。

お一人でやられているということは、一度にかかえる案件数に限りはありますよね?

はい、限度はあります。自分で感じ、自分の頭で考え、自分の手足を動かせる範囲で仕事を引き受けたいと考えていますので、同時に引き受けられる企業数には限りがあります。私の手が埋まってしまっている場合は、作業可能になるまでお待ちいただいくことになりますが、受注直後は打合せがメインになりますので、今のところスムーズな作業移行ができています。

フリーランスとのことですが、業務における保険は入っていますか?

ご安心ください。入っています。江口は「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会」における「一般会員」ですので、協会が定める「賠償責任保険」が適用されます。詳しくは下記のリンク先をご確認ください。
フリーランス協会「賠償責任保険」

費用やお支払いについてAbout a Fee

デザイン費用の目安を教えてください。

こちらのページをご参照ください。
デザイン費用の目安

納品後の支払いでも構いませんか?

申し訳ありませんが、納品後の全額お支払いは承っておりません。お支払い方法はいくつかお選びいただけますので、遠慮なくご相談ください。

予算が少ないのですが依頼はできますか?

予算によってできることが変わってきますので、まずはご相談ください。

デザイン案の修正を無料で何度でもやってくれる事務所もありますが、御社は違うのですか?

二つの理由から無料の修正対応は承っておりません。一つ目の理由としましては、法令上、やり直しの要請は独占禁止法及び下請法違反に当たるためです。二つ目の理由は、報酬に損得を発生させないためです。修正費用が発生しない事務所の金額には、赤字にならないように、初めから修正費用が含まれています。こういう探り合いをしないためにも、修正費用を別途算出しております。

相談と依頼についてAbout Consultation and Commission

依頼する内容が明確に決まっていないのですが、相談してもよろしいのでしょうか?

もちろん、相談してください。むしろ、ほとんど内容が決まった状態で依頼される場合は、打合せの中で内容が変更される可能性があることを承知の上でご依頼ください。そういう意味でも、早めのご相談が望ましいです。

東京以外の地域でも、依頼はできますか?

もちろん、依頼していただけると大変嬉しいです! 東京以外の地域からの案件もありますので、トップページからご覧ください。むしろ、東京以外の方が多いかも。

企画はこちらで考えるので、制作だけの依頼でもいいですか?

構いません。ただし、その場合でもアートディレクション費(ビジュアルの方向性を考える費用)は発生いたしますので、予めご了承ください。

納期が短いのですが、対応はできますか?

案件の内容によりますので、まずはご相談ください。新規のお客様の場合、「業務委託契約書」を交わさないと業務着手に至りませんので、余裕をもってご依頼いただくことをお勧めいたします。

社内のデザイナーを育ててくれませんか?

はい、そのようなご依頼も承っております。

案件を通して、江口さんのノウハウを知りたいのですが。

ノウハウは隠さずオープンにしているので、是非、吸収してください。これは依頼してくれた方の特権だと思っています。成果物だけ受け取るなんて、もったいないと思いますよ(なんて言って、学ぶものがないと言われるかも(汗))。ブログにもノウハウを書いていることがありますので、ブログをご覧いただくのもいいかと思います。
ブログ「サンポノけしき」

打合せについてAbout a Meeting

打合せで弊社(クライアントの企業)にお越しいただくことは可能ですか?

可能です。私自身も、クライアントの職場環境を知った方が、デザインにおける考えが深まるため、どこかのタイミングで必ず伺うようにしています。

(ひとつ上の質問の続き)お越しいただく際に、交通費は発生しますか?

東京・神奈川・埼玉の都心部は基本的に無料で伺いますが、その他の地域での打合せは出張となり、交通費を頂戴しております。宿泊が必要な出張の場合は、ホテルの宿泊費も頂戴いたします。このあたりは、ご依頼いただくときに相談させてください。

打合せの頻度はどのくらいですか?

案件によって異なります。

打合せはオンラインでも構いませんか?

もちろん、大丈夫です。

著作権についてAbout Copyright

ホームページ制作で撮影した写真をチラシにも使いたいのですが。

最初の制作物(ホームページなど)で制作されたもの(写真・イラスト・映像など)を、別の制作物(チラシ、営業資料など)で使う場合は二次使用になりますので、その分の費用が発生いたします。

過去に別の事務所が制作したイラストを使って欲しいのですが。

基本的に、弊社で引き受ける案件は完全にオリジナルとなります。理由は二つあり、一つ目の理由は、別の事務所とサンポノではデザインをする上での考え方とコンセプト設計が異なるためです。二つ目の理由としましては、著作権の問題です。「買い取ったから著作権は問題ない」とおっしゃる方がおられますが、著作権のうち、著作人格権は本来買い取れないとも言われています。以上の理由から、企業ロゴ以外で別の事務所が制作したものは、基本的に使用しておりません。

著作権を譲渡して欲しいのですが。

著作権譲渡費用を報酬とは別にお支払いいただければ可能です。著作権の無償譲渡は独占禁止法及び下請法違反に当たるため、承っておりません。しかし、制作物の排他的利用及び翻案の許諾が報酬内に含まれており、ほとんどの案件がこれで十分であることが多いです。
参考:「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン 」(内閣官房、公正取引委員会、中小企業庁、厚生労働省)

採用についてAbout Recruit

採用募集はしていますか。

現在、従業員の募集はしておりませんが、相互協力できる方々は随時募集しております。丁寧に仕事ができる方と出会って、お互いに協力できるパートナーシップを築けたら幸いです。

その他Other Questions

外注先や取引先とのコミュニケーションを円滑に進めるためにはどうしたらいいですか?

この相談もよくいただきますが、依頼人に必要なのは相手を信任することです。そして、依頼を受ける側に必要なのは職業倫理です。このどちらが欠けても、仕事のコミュニケーションはうまくいきません。
もう少し具体的に言えば、私が依頼人になるときに気をつけているのは「なぜ依頼するのか?」です。引き受けるときに気をつけているのは「なぜ引き受けるのか?」です。どちらにも自分の側に動機があり、これを叶えてくれるのが外注先や取引先です。そう思えば、自ずと相手への敬意と配慮を込めたコミュニケーションになると思います。また、これは法人の成り立ちとも関係がありますので、岩井克人さんの『会社はこれからどうなるのか』と、山岸俊男さんの『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』を読むといいです。

弊社で作業することは可能ですか?

申し訳ありませんが、常駐作業は承っておりません。一般的にSES契約と呼ばれるもので常駐型の契約は、偽装請負となっているケースが多いです。また、最大限のパフォーマンスを発揮するためにも独立をいたしました。これらの理由から常駐作業は引き受けておりません。ただし、現場を拝見し、アドバイスをするなどは可能です。