好きなことを仕事に

2013.2.20日々のこと

クオリティを求めていると悪魔が話しかけてくる。そいつは「無理だ。辞めちまいな」と手練手管を労するように耳元で囁く。そういう時、僕の怒りスイッチが押されて、「無理じゃねーよ!!!」と耳元の悪魔と闘うことになる。しかし、つくることは僕にとって一番好きなことなので、その際の表情は怒気に満ちているのではなく、口元は笑みに溢れて目は集中力を増していくようだ。
 
制作後、僕はいなくなった悪魔に対して「ほらな、無理じゃねーだろ(笑)」と勝ち誇る。
 

 
僕が「好きなことをやった方がいい」と言うのは、これが出来るからであり、もしも嫌いなことを職業に選んでいたら、悪魔に負けていたと思う。そうしたら技術もつかないし、自分のことには目を伏せて、何も出来ないまま焦って何でもかんでも社会のせいにしていただろう。修行中でも笑っていられるのは、好きなことを仕事に選んでいるからだ。

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