物事の側面

2013.1.30日々のこと

長所だとか自己PRや売り文句などで、「まじめで粘り強い」や「切り替えが早く……」などを見ていると、「一側面を見るということ」と「程度問題」なんだと思うんだよね。
 
反対側の側面から話せば「まじめで粘り強い」は「頑固で融通が利かない」だし、「切り替えが早い」のは「飽き症」だろう。そして、どちらの言葉を選ぶかは、その性質でどれだけ上手く問題を解決できたかどうかで、上手くいっていないことが多かったり、解決出来たとしても周囲から反発を受けていたら後者のような悪い言い方をされてしまう。
 
どちらが良いということを話しているのではなくて、どちらも同じ性質のことを話しているということなんです。何かや誰かを掬い上げるきっかけって、ここを把握するかどうかに係っているような気がしている。広告のコピーを書くこともあったが、いつも性質の把握と公正であることに気をつけていた。
 
何かね、一側面だけを取り上げて「いいでしょ? だから買いなさい」と叫びまくるコピーで街が支配されているように思えるんです。もしくは雰囲気で誤摩化して「何となくいいでしょ? だから買いなさい」と湿りっけを帯びて背後を取るようなもので溢れているように思えるんです。
 
そういえば僕は「強い」や「特殊」と言われていましたが、それも「自信家で勝ち気」や「異端」ってことでしょう。大事なのは、「程度問題(性質)の把握」と「公正さ」なんじゃないだろうか。

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