結局ね、作品なんですよ

2012.12.24日々のこと

眠りにつく時、「このまま死んでもいいか?」と自分自身に尋ねている。まだ外が暗いうちに目覚め、青黒い景色が青白くなっていく様子を眺めながら、「あぁ、今日も生まれたんだ」という気持ちになる。歓喜でも絶望でもなく、そうであることを認めていると言うのが適切だろう。
 
上記のようなことが著しくなっている。「The 30 years work.」を開始してから半年近くなる。「究極の一枚が出来るのなら、自分の命ぐらいくれてやる」とは昔から言っているが、結局ね、そこが大事なんです。
 
世間を見ていると、やり方を増やしていったり、茶化し合うような闘い方だったり、もう辞めませんか?という気持ちになる。全部、自分自身のやっていることに自信がなく、無闇矢鱈と恐れや不安を抱くことが発端なんじゃないだろうか。印刷物だって、Webだって、映画作品だって、写真作品だって素晴らしいじゃないか。無尽蔵に金儲けをしたいのか、多くの人に理解、支持されたいのか、有名になりたいのか、作品をつくりたいのか――望むこととやることの辻褄が合わないのが、やり方主義に陥っている原因なんじゃないだろうか。
 
国や人種や背景が異なっていても、「それイイネ~」っていう気持ちを抱くのは共通だとわかれば、やっていることや作っているものが違っても、そんな人達と出会ったらみんな仲間ってことで良いと思うんだよな。

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