焦りがないは歳をとったからか

2012.10.29日々のこと

腰痛以降、腰痛でも作業ができる作品(デジタル)を進めていたら、筆の感覚が遠くなっていくような気がして、さっきまでデッサンをしていた。道具である鉛筆との接点が掴み切れないでいる。目が使われていないような気がする。目−手−脳システムが上手く連動していないような、いや、道具の介入をシステムのどこかで遮断しているような…。
 
散歩をしたのも、肉体と外界との接点を一歩一歩確認するかのようだ。体や脳がそれを望んでいる。中学生ぐらいの男子が走って、うんていにジャンプをして摑まっていた。今の自分の体ではそれは出来ない。吊るされるのが精一杯だろう。明日はそれをやろう。
 
しかし、そこまではデジタル作品でも問題がなく、道具の介入をすんなりと体に入れられるかだ。筆が遠くに感じる。一歩ずつやろう。天も地も逃げないのだから。

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