遊び

2012.4.21日々のこと

スキルアップも大切なことだろうけれど、精神的な理念や言動への考えも大切だ。むしろ、人と話をするときというのは後者が大事なような気がしている。人と人が出会えば、自ずとその人の考え方から表れる圏のようなものが交わる(武士の刃圏のようなものだろう)。
 
けれども、考え方がまるっきり合わなければ圏が交わることも、なかなか難しくなってきたり、交わっているところに気付くことが難しくなってくる。そうなってくると、互いに日本語などの言語だけが交換されるだけで、話の内容は全然進んでいない。そして、「何とも無駄な時間を過ごしているな」という圏が互いに交わるようになるのだが、そんな時ごく稀にだが、「あ、通じるんだな」という希望を発見してしまう。もしくは、先に圏の交わりに気付くと先導することも出来たり、されてしまったりするわけだが、それはゲームといえる。
 
そういうゲームは面白い。理念によるゲームといえばいいだろうか、先方も圏の交わりに気付きながら探り、こちらも別の方向からアプローチしたと思ったら、一気に核心を突きにいく。悪戯か悪人か……どっちにしろ、理念のゲームをしているときは面白く、これが「大人の遊び」なのかもしれない。

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