『127時間』を観て

2012.1.8日々のこと

 ダニー・ボイル監督作『127時間』を観た。事実と知らなくても、結末への予想は簡単に出来るタイプの映画だが、全く飽きさせる事なく、むしろ魅入ってしまう脚本・映像は流石としか言えなかった。
 
 彼の映画が好きなのは、どん底を見せた後に希望を見せてくれ、その希望が(方法として最良かどうかは別として)掴み取るものだというところだ。しかも、映像の進め方がねちっこくなく、衝撃度を併せ持ったテンポの良さで見せてくれる。生存している作り手として、「すげぇな」と背筋を伸ばしてくれる人の一人である。

しかし、最近はシャキっとすることばかりなので、どこかで弛緩させないとなぁ。

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