祖母のチョッキ
2011.1.3日々のこと姪っ子と会ってきました。子どもの成長は目に見えて素晴らしいものがありますね。毎度毎度の叔父バカぶりを発揮するのもなんなので、今日はばぁちゃんの話を。
僕が冬場になると履き始める毛糸の靴下は、ばぁちゃんに編んでもらっています。靴を履かないとパンツの裾が地面と擦れてしまうので、冬場はこの靴下にパンツの裾をソックスイン出来る優れものです。暖かいし、便利なこの靴下を穴が開いては、この時期に持って帰って紡いでもらっています。思えば、靴や服を補修してどうしようもなくなるまで使い続ける僕の性質は、ほつれた編み物を毛糸まで戻し、再び何かを編み始める祖母の姿を見ていたことと繋がっているかもしれないです。
しかし、今回はチョッキを貰ってきたのですが、これがすこぶる暖かい。毛糸を編んだだけのたった1枚のベストが、これほどまでに暖かいものなのか、新たな発見とともに、冬に最適な服ではないだろうか。たしか千住博さんも著書の中で、母のつくってくれるおにぎりのことを取り上げていたが、僕にとっての一番の服もばあちゃんが編んでくれたものだろう。
年賀状をくださった方! すみません、今年は展示会のDMもあるので、他の人にはないスペシャル版として送ります。遅くなってしまいますが、ご勘弁を!