あんこ

2010.12.30日々のこと

 この6日間、ほぼ呑み会(ハシゴあり)の珍しい日々を送り、正直なほど体が痛み始める。その最終日、買出しであんこと間違えて水煮の小豆を買ってしまい、皆が帰った後にいそいそとあんこを作り始めた。

 基本的にジャムと同じ様な作り方なので、砂糖と水でことこと煮続ける。しかし、完成間近の焦げ付かないように混ぜながら煮ている時に「日本のジャムだ」とハッとして、この2週間はひたすらジャムを作り続けていることに気付いた。

 果物をもらうようになってから僕はジャムを作るようになったが、その素養が僕にはあったのだ。僕の祖母は大のあんこ好きで、よく煮ては特大おはぎやお汁粉を作ってくれた。お店で食べるような上品な甘さではないし、舌触りも滑らかではないが、僕はこれ以上に美味しいあんこを食べたことがない。まん丸の粒や潰れた粒が口の中で存在感を示し、甘さの味覚と口の中の触覚を刺激してくれる。そのバランスは既製品のあんこでも出せないし、お店で出してくれるあんこでもお目にかかったことがなく、外で食べるあんこに僕は物足りなさを感じている。僕はあの家庭で育ち、あの食生活で育ったのだ。今、僕が何かを煮て作ることは僕の中に根付いている性質であり、祖母から受け継いだあんこ好きが和(あんこ)と洋(ジャム)を結びつけ、僕の人生に彩りを持たせてくれる。

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