夜の六本木

2010.12.22日々のこと

 小谷元彦展を観に森美術館へ。夜に森美術館へ行くのは初めてのことであったが、六本木駅の混雑ぶりに少々、気圧される。web作業後の疲労と空腹も相まって「先端芸術を観るのにこのままじゃいかん!」と思い、地下のラーメン屋へ行くも出てくるまでに寝そうになるほどの体調にはきつい、油まみれのラーメン・・・丼には「支那そば」の文字が・・・。

 けれども体は現金なもので、酢をたっぷり投入したラーメンを食べ進める内に頭が冴えてくる。その足で美術館に向かい、券売所を横目にすいすいと招待券で入り、さくさくとクロークに預けものをし、小谷元彦展を見始める。

 内容は既に皆さんがご存知のように、彫刻や写真や映像といった諸媒体が、彫刻からのアプローチで作られている。順路が進むに連れて、作品の緻密さが増していくような展示構成になっており、体感型の滝作品、その後につづく「ホロウ」シリーズの影が美しい。実際の作品以上に、作品から生み出される影に魅了され、その後に出てきた六本木の夜景(美術館に行ったことがある人ならわかるガラス窓のところ)に「この夜景の中に人が生きている、人を含む生物が生きているのだ」と思うと、安らかに眠るような感覚になって美術館を後にした。

 ※ それにしても、夜の六本木ヒルズってあんなに混むんですね。あの夜景を前にしたら、シャイな僕でも「じゅでーむ」って言いたくなるかもしれないです。


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