安い言葉や物が溢れている

2010.2.15日々のこと

 雨。五風十雨って言葉があることを知らないのかい、と空に投げ掛けたくなるほどの天候にため息をつく。

 作品は既にアトリエでは全貌も拝めない程の大きさになってしまって、予想しながら、ちら見しながら創作を続けている。

 それと並行して、ひょんなことからi-movieをいじることになったら、あら不思議、こんなにいじれるなんて。玩具を与えられた子どものように日々やれることが増えていく。カラコレだって出来るじゃあないですか、アフレコだって出来るじゃあないですか、これで3Dが作れたらなんてパワフルだと欲が出てくる。

 昨夜、TVを流していたら、「すぐに「わかりました」と言う人ほどダメなのよ」と話しているのが聞こえてきた。先日、本を読んでいると「本を読んでわかったつもりになるのが困る」というのが出てきた。それは、私が人と話をしていても度々思っていることだった。しかし、平易な言葉以外で話されないと「意味わかんない」と自己の解釈力の低さを棚上げしてしまうのが現代というものだろう。すれっからしになるのか、自己陶酔に走るのか、それとも何も見ないフリをするのか、いやいや、知恵を働かせようと考えるから成長速度に差が生まれるのだと自己を戒める。

 今まで様々な業種の人達と会ってきたが、結局、話をしていて有意義だと思えるのは「知恵を働かせている」かどうかだった。

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